コーヒー豆を通してコーヒーを知っていく

コーヒーを毎日飲んでいる人は非常に多いです。ここではコーヒー豆を起点に、コーヒーの魅力について詳しく紹介してきます。

コーヒーと健康の関係性

コーヒー豆

コーヒーはなんとなく毎日飲んでいる、という人が多いです。カフェインが入って眠気覚ましになるから、という理由で飲んでいる人も、ここでぜひコーヒーの健康効果について知っていただきたいところです。まず、コーヒーに入っている成分として有名なカフェインは、脂肪の代謝を活発にしてくれる成分でもあります。欧米型の食生活になりつつある日本、肥満対策を是非していきたいところです。コーヒーに含まれているカフェインはそれ役立つとされています。そして次に利尿作用、コーヒーを飲んでいるとなんとなくトイレが近くなる、そんな覚えがある人は多いものです。これはコーヒーの作用の一つで、余分な水分の排出にコーヒーは役だちます。二日酔いなどのときに最適、尿と一緒に体外にアルコールの排出ができます。

そして、食後にコーヒーをすすめられることが多いですが、これもコーヒーの効果を考えると実にいいタイミングです。濃いコーヒーは空腹時にはむきませんが、消化器の働きを促進させる作用があります。そのため食後にコーヒーを飲むと、消化を助けてくれてくれるため非常にいいのです。他にも活性酸素をおさえる効果、リフレッシュ効果などが確認されており、コーヒーは身体に嬉しい効果が多数確認されています。勿論飲みすぎ注意ですが、適度なコーヒータイムは健康にいいのです。そしてなによりも美味しいというのが一番の健康ポイント!一仕事終えたときのリフレッシュ方法としてコーヒーはおすすめです。そしてそんなコーヒーの抽出をするために必要なのがコーヒー豆、これについて詳しく知っておくと、これからのコーヒーライフがより豊かなものになります。

コーヒーの木について

コーヒー豆

コーヒー豆は実は種、コーヒーチェリーの種です。そのコーヒーチェリーを収穫できるのがコーヒーの木です。豆ということで大豆や枝豆のようなものを連想するかもしれませんが根本から異なっています。豆という呼び方になったルーツは不明で、諸説ありとされていますのでしっかりと確認できていないです。なお、もちろんコーヒーチェリーの果肉も食べられます。ほんのり甘くて爽やかな甘さが特徴、ジャムとして販売されているので見かけたらぜひお試しいただくのがおすすめです。

コーヒー豆を焙煎する

コーヒー豆

コーヒー豆は生のままでも抽出は不可能ではないです。しかしそのままの状態ですと、あのコーヒーらしい褐色もなく、味わいも普段飲んでいるコーヒーとはまるで違います。あのコーヒーらしさは焙煎してようやくでるもの、ここではその焙煎度について紹介いたします。ざっくり四段階あり、浅煎り、中煎り、やや深煎り、深煎りがあります。もっと細かく分類していくと、

■ライトロースト
■シナモンロースト
■ミディアムロースト
■ハイロースト
■シティロースト
■フルシティロースト
■フレンチロースト
■イタリアンロースト
の順で少しずつ焙煎度が深くなります。

この焙煎度で風味が変わっていき、浅煎りの段階ですと果実の爽やかさが感じられる段階です。生豆の状態に感じられるフルーティさがある、軽い口当たりのコーヒーが抽出できる状態です。次に中煎り、これは市販のコーヒーでよくある焙煎度です。コーヒーとしてもっともバランス良く感じられる焙煎度、日本人にとって馴染み深い味になります。ここからはだんだん苦味が強くなっていき、主に食後のコーヒーなどでおすすめされている味わいを出すための焙煎度となっていきます。おなじ豆でも焙煎度によって風味がまるで異なりますので、ぜひ興味がある人は焙煎度別で同じ豆を味わっていただきたいところです。

粉砕の種類について

コーヒー豆

焙煎されたコーヒー豆はそのあと細かい粒子に粉砕していきます。均一な粒子にしていき、お湯に触れる面積を増やして成分を抽出するのです。少し理科の実験のように感じられる、そんな手順となっています。そしてこの抽出の手段によって、コーヒー豆の適切な粒子が異なります。ここでは粒子の種類と、それに適した抽出手段について紹介いたします。まずは一番細かい粉砂糖くらいの粒子である極細挽、これはエスプレッソ式にむいている粒子です。やや細か挽き、これはペーパードリップやサイフォンで抽出する場合に適切な細かさです。中挽、これはネルドリップ式などに適しています。

そして最後に粗挽き、ボイル式やパーコレータ式に適しています。必ずしも細かい方がいいわけではなく、抽出方法にあわせて豆を挽くのが美味しいコーヒーの秘訣です。なお粉砕は家庭でも可能、なのでコーヒー豆を買ってきて自宅で豆挽をし、抽出していただけます。豆挽の器具は手動のものもあれば電動のものもあるので、お好みのものの導入をおすすめいたします。

とっても楽しい!ブレンドの世界

コーヒー豆

産地や焙煎度によって風味や味が異なります。ブルーマウンテンなどコーヒーのよさを全て兼ね備えている銘柄を飲む場合は、一度はストレートで飲むのがおすすめですが、ブレンドをすることでコーヒーの楽しさにより触れていけます。コーヒー豆にはそれぞれ味に個性があり、酸味、甘味、苦味、中性的など特徴があります。そこにさらに焙煎度や挽き方が加わっていき、味わいは複雑に変化していくのです。豆のよさを活かしつつ、そこから更に新しい味を生み出せるので、ストレートではでなかったような美味しさが出せる場合があります。

最初はまずは、おすすめのブレンド比率を参考にブレンドしていくのがおすすめ、そこから自分の好みに合わせて適している豆を採用していき、自分が好きなコーヒーを作ると、より毎日のコーヒータイムが楽しくなります。非常に深い世界なので、このブレンドを趣味にして、そのままコーヒー専門店を開店してしまう人もいます。ブレンドにもルールがあり、ベースはブラジルあるいはコロンビアがおすすめです。そこに酸味や甘味などのバランスを考えて、色々な豆をブレンドしていきます。

豆の保存方法について

コーヒー豆

より美味しいコーヒーが飲みたい!と思って豆を購入した際には、保存方法にしっかり気を配る必要があります。というのも、空気に触れることでコーヒー豆は酸化していきます。そしてその酸化がすすんでしまった豆は身体に悪いので、飲まないほうがいいのです。そのため、密閉容器にいれて直射日光を避けて保存する必要があります。賞味期限は豆か粉によって異なり、豆の場合は一カ月程度、粉は半月程度です。それまでに飲み切るのが理想ですが、飲み切れなかった場合脱臭剤などとして利用が可能です。

コーヒーについてのまとめ

コーヒー豆

コーヒー豆をから見ていくと、更にコーヒーについての理解が深まります。インスタントコーヒーも美味しいですが、実際に焙煎、粉砕、抽出をしている喫茶店で飲むコーヒーは一味違うもの、これはコーヒー豆についての知識をもっているからこそできることです。そしてこれは興味を持った人なら誰でも手を出せること、趣味としてコーヒーを嗜んでいる人はいらっしゃいます。カフェオレが好きだからカフェオレにあう豆を探すなど、自分が入りやすい方法をとるのが一番です。突き詰めていくにつれて知識が深まり、同時に毎日のコーヒーライフが豊かになっていきます。